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さらば!人の顔色ばかりうかがうワタシ!【TA心理学の活用法】

「〇〇さん、機嫌が悪そう…何かしたほうがいいのかな?」「あれ?無視された気がする…なんで?」あなたもこんな風に人の顔色が気になって、いつも疲れていませんか?

相手を思いやる優しさを持つあなたが、自分自身も大切にできるようになるために、効果的なのがTA心理学です。

TA心理学の「自我状態機能モデル」を学ぶことで、少しずつその習慣を手放し、自分を取り戻せるようになります。

「え?心理学?なんだか難しそう…」と思ったかもしれませんが、実生活に役立つ知識がたくさんあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

人の顔色を気にすることのデメリット

幼い頃から親や周囲の大人の顔色をうかがいながら成長してきた人は、大人になってからパートナーや家族、職場でも人の顔色を気にしがちです。この習慣は、しばしば頭痛や慢性的な疲れを引き起こし、帰宅後にはグッタリしてしまうことがあります。

このような状態が続くと、人と会うのが億劫になり、伝えたいことが言えずにモヤモヤ。さらに人に会うのが嫌になり、悪循環を引き起こしてしまいがちです。そこでオススメしたいのが、TA心理学の自我状態機能モデルです。

TA心理学とは?

TA(Transactional Analysis/交流分析)は、自己理解や対人関係の悩みを解決するために特化した心理学です。図を使って自分の心の動きを客観的に分析できるため、「自分に何が起きているのか」を整理しやすくなります。

まずは心の構造(自我状態)を理解し、その後、深い自己理解を通じて自分との関係をよりポジティブに変化させます。その結果、他者とのコミュニケーションも劇的に改善することが期待できます。

自我状態機能モデル(6つのパーソナリティ)

「人の顔色をうかがう自分」を理解するために役立つのが、TA心理学の自我状態機能モデルです。ここでは、私たちが持つ自我状態を6つのパーソナリティ(人格)として紹介します。

  1. CP(Critical Parent 批判的な親)
  2. NP(Nurturing Parent 養育的な親)
  3. A(Adult 冷静な人)
  4. NC(Natural Child 自然なこども)
  5. AC(Adapted Child 従順なこども)
  6. RAC(Rebellious Adapted Child 反抗的なこども)

これら6つのパーソナリティは、すべての人が持っています。人の顔色をうかがっている人は、「従順なこども(AC)」のパーソナリティが常に働いている場合が多いと考えられます。

自分の習慣に気づく

子どもの頃にあまり叱られず、「手のかからないいい子」だった人は、大人になると、人と会った後にぐったりと疲れることが多い傾向があります。

その理由は、幼い頃に、親や周りの大人の顔色をうかがうことで関心を得られると学び、それを繰り返してきたからです。このような幼少期の経験は、やがて「こう生きるべきだ!」という生き方の基盤となり、大人になっても強い影響を与え続けるのです。

TA心理学を学べば、コミュニケーションをとる際に、無意識に「従順なこども(AC)」が働いていると気づくでしょう。

私の母は機嫌が悪いと、聞こえないフリ(無視)をする人でした。そんな母に気づいた瞬間から私の胸はザワザワし、首や肩あたりに緊張が走り落ち着かなくなります。いてもたってもいられなくなって、母の家事を手伝うのです。すると、母の機嫌は少しずつ良くなり、家庭の平安をとり戻せます。

しかし、この方法は母の機嫌が取れるだけで、私は疲れ果てるばかり。しかも母の習慣を強化させることになり、同じことが繰り返されるのです。

従順なこども(AC)からの脱却方法

こんな状況や状態から抜け出すには、「人の顔色を気にしすぎている自分」に気づくことが、最初の一歩になります。自分を変えたいと思ったら、次のステップを試してみてください。

  • 人の顔色を気にする自分に気づく(ACが過剰に働いていることに気づく)
  • 自分の反応を認識した上で行動する

この認識が、従順なこども(AC)からの脱却への一歩になります。

上記の例でいうと、私が「母の聞こえないフリ」に従順な子ども(AC)で反応していることに気づくことが、脱却の第一歩です。そのうえで、いつものように機嫌を取るのか、別の視点(パーソナリティー)からのアプローチを試みるのかを選択できるようになります。

私の場合は、NP(養育的な親)の視点から「何かあったの?」と、「母親」のような気持ちで話を聞くようになりました。そうすることで、母に対する疲労感が減りました。

まとめ

人の顔色を気にすることで疲れてしまうのは、無意識に「従順なこども(AC)」が働いているからです。まずはその自分に気づき、意識的に行動することで、少しずつ反応を減らし、心の負担を軽くすることができます。

3週間の実践を試すだけでも、変化を感じられるはずです。ぜひ、チャレンジしてみてください。


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